福祉仏教入門講座で講師

先日、文化時報社主催「福祉仏教入門講座」で弊N`PO代表が講師を務めました。形式はZOOMにて、内容は「任意後見」についてでした。任意後見の制度概要と契約書ひな形、関連する制度として死後事務委任契約や財産管理委任契約についても言及しました。宗教関係者の皆さんの参考になれば幸いです。

 

豊中サロンでの定例セミナー

12月3日(金)14時より、豊中市市民活動情報サロンにて、「おひとりさまの備えを冊子で学ぼう!」セミナーを実施。参加者は定員壱敗の9名でした。このセミナーは、シリーズで行っており、今回は「認知症への備え、身元保証人の確保、終末期医療への備え」について具体的な資料を使いながら解説しました。次回は、1月14日(金)14時より同サロンにて、「死後への備え、生前・遺品整理」をテーマに行う予定です。

 

被後見人の相続手続

弊NPOが後見人をしていた被後見人が亡くなって3か月がたちました。残されたのは、奥さん一人。やはり高齢なので、相続手続など単独では難しい面があり、奥さんと委任契約を結んで、相続手続などを支援することとしました。被後見人の遺族年金手続きや銀行預金の相続手続をほぼ完了しました。あとは相続資金の入金を待つのみで、奥さんも一安心の様子でした。

高齢の一人暮らし世帯拡大

総務省が11月30日に公表した2020年国勢調査では、単身高齢者が5年前比13.3%像の671万人に増加したとされています。うち男性は230万人、女性が441万人と、女性が圧倒的に多いのが特徴で、65歳以上高齢者のうち、5人に1人が一人暮らしとなっています。一人暮らし世帯では、同居家族がいないので、見守りや金銭管理など家族以外の支援が必要となっており、弊NPOでの支援実績もほとんどが一人暮らし高齢者向けです。弊NPOでは、「おひとりさまのそなえ」冊子の発行配布や啓発・支援活動をしていますが、我々の果たす役割と責務の大きさをひしひしと感じました。

 

市長申立て案件の引継ぎ

弊NPOが金銭管理していた、ある高齢者の事務引継ぎを新たな後見人に行いました。この案件は、事情により市長申立てが必要であり、申立てから後見人選任迄数か月を要するので、それまでの金銭管理のつなぎ役として弊NPOが関わっていたものです。お預かりしていた通帳・カードや事務のポイントなどを説明し引継ぎを無事完了しました。