クローズアップ現代のポイント

昨日、NHKクローズアップ現代「親のおカネが使えない!?」を見ました。紹介された2つの対策のうち、まず「家族信託」については、①親の意思であること(生きているうちに使える遺言)、②(検討にあたっては)親子間のタブーをなくす、③きょうだいのチームワークで『争族』避けるの3つが重要だと説明していました。親子間のタブーをなくすとは、上から目線は×、他人事のように話す、財産の棚卸しをするとのこと。次に「成年後見制度」については、①制度をよく理解してから利用する、②争族の人こそ利用価値がある、③国の動きに注目を、とのことでした。①は制度を利用すると、本人が死ぬまであるいは意識が回復するまで、後見人が就き続けるリスクがある、②は特定の家族が親の預金を使い込んでいるケースなどに有効と説明していました。それより、見て印象に残ったのは、武田キャスターの体験談。即ち、実父が72歳で突然死、父の財産は凍結され、母と5人きょうだいでの相続でハンコを揃えるのに一苦労した、いざという時の備えがとても重要だとの体験談でした。