紀州のドンファンの遺言訴訟

「紀州のドンファン」と呼ばれる和歌山資産家が生前に残した自筆証書遺言書の有効性を争う訴訟の判決が和歌山地裁で出されました。和歌山地裁は、本人が自ら書いた遺言書であると認め、「無効」だとする親族の訴えは棄却されました。自筆証書遺言書の守るべきルールとしては、①本人が本文を手書きする、②日付を書く、②遺言者の名前を書く、④印鑑を押す、の4つとされてますが、そのいずれをも満たし、これまでの生前の寄付の実績や言動、普段本人が記していたペンでの書きぶりなどを考慮して、このような判決が導き出されたようです。本人の遺言内容は、「全額を田辺市に遺贈する」とのことですが、本人殺害の容疑で逮捕された妻の有罪判決が確定すると、妻の遺留分侵害額請求権は失われるとの事です。本人のきょうだいである親族側は控訴を検討中とありますが、今後の行方が注目されるところです。

全国市民後見推進協議会in京都に参加

一昨日、京都市内にて「全国市民後見推進協議会」の分科会が開催され、STEPの代表が参加しました。参加者は、埼玉(さいたま市・三郷市)・東京(葛飾区)・神奈川(横浜市)・京都(京都市)の市民後見NPO法人でした。リアルで会合を開くのは、実質初めてで、自己紹介と各法人の現状と課題を述べ合ったのちに、本題である「市民後見法人の認知度を上げ、市民後見活動を全国に普及していくために」どのような方策が必要か、忌憚ない意見交換をしました。また、場所を変えて懇親会にも参加し、各団体と交流が深まり有意義な一日でした。今後、大阪からも私たちがやっている活動をどんどん発信していきたいと思います。

任意後見の解除と再契約

受任者側の都合により、委任者と7年前に結んだ任意後見契約を一方的解除したのですが、今般受任者側の別法人であるSTEPと委任者との間で再度任意後見契約を締結しました。委任者は軽度の知的障害があるのですが、本人の意思能力を活用し、ご両親が見守る中で、無事に新たな任意後見契約の公正証書を作成することができました。このご家族は8050問題を抱えていますが、ご両親なき後には、STEPが任意後見人として委任者を支え続けるという仕組みが再構築できて、ご両親も安どの様子でした。

千里コラボで終活セミナー実施

昨日、千里文化センター公民学連携事業として、「高齢者に必要な終活セミナー」を開催。参加者は25名でした。講師は、正会員原田広輔氏が務めました。成年後見・身元保証・死後事務・遺言・エンディングノートなど一人暮らしの備えについて、具体例を交えて解説してくれました。なお、参加者全員に独自冊子「おひとりさまのそなえ」と「シニアライフノート」を進呈しました。参加者からは講義後多くの質問が寄せられ、予定の時間をかなりオーバーするくらいでした。

日曜講座を開催

昨日、定例の「日曜講座」をZOOMで開催しました。参加者は8名でした。テーマは「障がいのあるお子様の親御様の備え」で、親御様として知っておくべき知識として、成年後見制度の留意点、遺言の重要性など、具体例を交えて解説しました。次回は、7/21(日)10時より、「自筆証書保管制度と遺言の書き方」というテーマで行います。詳しくは、こちら