ご主人の遺言・死後事務委任契約を断念

先日、子のいない高齢夫婦の公正証書作成に立会いました。ご主人様が末期がん、奥様は足が悪いということで、公証人が自宅まで出張する形式を取りました。奥様の委任契約及び任意後見契約は無事完了できたのですが、ご主人様の具合が悪く、公証人の呼びかけにも反応がないため、遺言と死後事務委任契約の公正証書作成は断念せざるを得ないとの結論に至りました。ご主人様とは、生前何度か面談し、足の悪い奥様に負担をかけぬよう、また自分が死んだ後の相続で苦労しないよう、死後事務委任契約と遺言を遺すと決断され準備してきましたが、残念な結果に終わりました。引き続き、奥様の金銭管理などで支援していきたいと思います。