デジタルいじめ!?

先日、ある高齢者のご自宅にお邪魔して、委任契約に基づき、生命保険会社あてに「コロナ入院給付金」の請求手続きを代理しました。代表のスマホをスピーカー機能にして、隣の高齢者ご本人にもやりとりを聴けるようにしつつ、途中で本人に代わりながら手続きを進めました。必要書類の中で、「コロナ感染の陽性証明書」が必要とのことで、「Her-Sysのスクリーンショット」を添付せよとなっていたので、本人に確かめると、反応は案の定「Her(はあー)?」でした。次に、保健所に電話したのですが、これまた「電子申請でやってくれ」とのことでした。本人にできるわけがありません。仕方ないので、代表のスマホは保健所とつないだままで、もう一人のスタッフのスマホで電子申請を言われるがままになんとか申請完了にこぎつけました。デジタルに縁遠い一人暮らし高齢者にとっては、『デジタルいじめ』の何物でもないなあという印象を持ちました。官も民も、デジタルだけでなく、アナログで手続きできる仕組みを備えてもらいたいと痛感した次第です。