公正証書遺言の作成が不調に終わる

先日、ある高齢者が公正証書遺言を入所施設で作成するのに、証人として立ち会ったのですが、不調におわりました。公証人が施設まで出張し、本人の部屋で手続きを始めるにあたり、遺言の内容を本人から公証人に口授するところでつまずいてしまい、結局遺言の内容を公証人が本人の言葉で確認することができませんでした。なので、本日は遺言作成を中止せざるを得ず、改めて仕切り直しとなりました。公正証書遺言の場合、まずは遺言者が公証人に遺言内容を口授することが必須であることを再認識しました。