被後見人の居住用不動産処分

先日、被後見人の居住用不動産処分の取引に立会いました。ご本人は、長年自宅に一人で住んでいましたが、介護の必要上、現在は施設に入所されています。今後自宅に戻って独居生活をするのは難しいこと、空き家自宅の維持費がかかること、本人の収支バランスや保有預貯金が厳しいことなどを考慮して、家庭裁判所に「居住用不動産処分の許可申立て」を行い、許可を得たので、今回の取引に至ったものです。

成年後見人に選任されました

先日、大阪家庭裁判所より「ある高齢者の成年後見人にSTEPを選任する」との審判書が届きました。法定後見受任は、今年10件目、累計39件目となります。この方は、配偶者が他界され、お子様もなく孤独です。現在入院リハビリ中ですが、リハビリ後の居所をどうしていくか、ケアマネージャーなど関係者と相談の上、対処していきたいと思います。

担当顧客の施設入所

先日、STEPと委任契約を結んでいる高齢女性が施設入所されました。この方は、別の施設に入所されてましたが、食事が口に合わず、別の介護付き有料老人ホームに移る決断をされました。STEPは、入所契約に立会いするとともに、身元引受人の役割を担います。入所当日の食事が心配されましたが、ご自分の口に合うとのことで、ご本人含めホットしました。

8050問題の親子への対応

8050問題を抱えた親御様と50代の障がいのあるお子様へのSTEPの対応をご紹介します。STEPは、親御様と委任契約及び任意後見契約を、お子様と委任契約をそれぞれ結んでいます。お子様は将来法定後見の申立ても視野に入れていますが、まだ親御様がお元気なうちは、申立てせずに、委任契約でつないていく予定です。昨日、STEPのスタッフが、親御様・お子様と同伴で、日帰りのミニ旅行を企画し、親子の絆並びにSTEPとの絆がより強くなればいいなあという思いで実現したものです。親御様・お子様ともご満悦の様子で、STEPが関与する意義はこういうところにもあるんだと実感しました。

豊中市の障害者相談支援センター訪問

本日、豊中市の障害者相談支援センター7か所を回り、豊中市域で法人後見を受任するNPO法人としてご挨拶してきました。同センターは。本年4月1日に開設されたもので、これまで障害福祉センターひまわりにあった総合相談窓口を各地域に分散設置することで、相談の利便性を高めたものです。障がい関係者向けセミナーや無料相談、成年後見マスター講座など、STEPの取組みを紹介しました。今後、障害者の8050問題などに少しでもお役に立てるよう努めてまいります。