保佐人に選任されました

先日、大阪家裁より、ある精神障がい者に対し「STEPを保佐人とする」との審判書が届きました。今年初の受任、累計40件目となりました。この方には、親族の立替金が少なからずあり、今まで被保佐人の銀行預金が凍結されていましたが、登記事項証明書取得後には、早期に立替金債務の解消をする予定です。

福祉仏教入門講座で講師を務めます

この度、第4期の福祉仏教入門講座が開講されますが、STEPの代表理事が「第5講 成年後見とは」のテーマで、6月16日に講師を務めることとなりました。この講座は、「葬式仏教から福祉仏教へ」をキャッチフレーズに、宗教者と医療・福祉関係者との多職種連携の方法について学んでもらい、成年後見制度の仕組みを理解した上で、宗教者が果たすべき役割について考えてもらおうというもので、しっかりと講師の責任を遂行したいと思います。

この1年を振り返って

今年一年を振り返りますと、法人設立以来6期を迎え、相談件数91件、成約件数64件、うち法定後見受任は10件を数えました。今年も、STEPの支援対象は、身寄りのない独居高齢者や8050問題を抱える障がい者ご家族でした。4月からの成人年齢引き下げに伴い、未成年障がい者の親権を活用した任意後見契約が4件ありました。知識啓発活動では、セミナー実施回数34回で、うち「成年後見半日マスター講座」を6回オンラインで行いました。また、初の試みとして、「YouTubeチャンネル動画」をホームページ上に公開し、成年後見制度などについて、より分かりやすくご理解いただくことを狙いに、32本視聴できるようにいたしました。また、STEPを支えてくれる支援スタッフの事務レベル向上のために、「後見等事務マニュアル」を制定し、今後の後見等の実務に役立ててもらうようにしました。STEPの支援対象は、先に申し上げた通り、身寄りのない独居高齢者及びその予備軍となる高齢ご夫婦、そして8050問題を抱えた障がい者ご家族であり、今後そういった方々が増加し、適切な支援が必要との社会課題に引き続き正面から向き合っていきたいと考えております。今年一年のご愛顧への感謝を申し上げるととともに、来年も宜しくお願いいたします。

YouTubeチャンネル公開動画「任意後見」

先日来、YouTubeチャンネル動画をホームページに公開しておりますが、「成年後見制度について」シリーズは、「任意後見発効手続き」をもって終了の運びとなりました。近日中にあと2本公開して完了です。次のシリーズは、「おひとりさまのそなえ」を予定しております。引き続きご視聴ください。

3月19日(日) 自筆証書遺言書保管制度と遺言の書き方

来年1~3月の第三日曜日の午前10時より、「日曜講座」をZOOMにて開催します。第三回は、3月19日、テーマは「自筆証書遺言書保管制度と遺言の書き方」です。参加費は無料。お申込みなど、詳しくは、こちらをどうぞ。