認知症患者の預金引き出し(全銀協案)

全国銀行協会は、認知症患者名義の預金引き出しに関する考え方をまとめたという記事が掲載されました。従来、預金を払い戻す際には本人の意思確認が必要で、親族といえども預金を引き出せませんでした。成年後見制度を利用することが「基本」としつつも、親族に法的な代理権がなくても、「きわめて限定的な対応」を定め、親族による預金の代理出金を認める方向です。具体的には、医療費・施設入居費など使途を限定し、本人口座から直接病院等に振り込んで悪用を防止する、かつ家族関係を示す戸籍謄本などで家族の本人確認を徹底するというものです。生活費については、使途を詳細に把握することが難しい為、上限額を設けて対応する事もありうるとのことです。詳しくは、2月18日に全銀協が公表するそうです。