認知症高齢者の預金引き出し

ある新聞記事によると、神戸市と某銀行とが「認知症高齢者と家族の金銭管理の権利擁護に関する連携協定」を結んだとのことです。従来、親が認知症と診断されると、家族が同行しても預金引き出しに応じてもらえず、原則として後見人が手続きをする必要があるとされていました。最近の全銀協の動きにもあるように、原則後見人が必要だったところを、一定の制限を加えつつ、親族でも親の預金を引き出しできる道筋ができつつあります。その観点から、今回の連携協定に注目していきたいと思います。