豊中サロンでのセミナー実施

毎月恒例の豊中市市民活動情報サロンでのセミナーですが、昨日「成年後見制度の概要と最近の動向」というテーマで、弊NPOのスタッフが講師を務めました。参加者は3名でした。最近の動向では、最高裁家庭局による昨年1年間の後見概況データの解説をしました。これによると、法定後見申立て件数のうち、親族後見人が選任された割合は、19.8%にとどまりましたが、この低さは、そもそも親族を後見人候補者に立てて申立てた件数が全体の23.9%にとどまっているからであり、親族を候補者に立てた件数のうち、親族が選ばれた割合は、83%となっています。3年前に最高裁が「親族後見人が望ましい」という見解を示して以来、親族選任割合が高まっていると言えなくもないデータであり、今後も注目すべき点かと思います。