最高裁判所家庭局が発表した昨年1年間の成年後見概況データですが、まずは成年後見制度の利用者数について。令和6年末における、利用者数は合計25.4万人であり、前年比1.8%の微増にとどまっています。多い順にいうと、成年後見17.9万人、保佐5.5万人、補助1.7万人、任意後見発効0.3万人となっています。我が国で認知症や知的障がい等により成年後見制度の利用が必要な方は1000万人はいると推計されているので、利用率は2.5%程度にとどまっていることがわかります。この制度の普及が十分かというとまだまだといった感じですね。