総合口座の届け出

弊NPOは、ある高齢者の任意後見人に就任しました。早速、銀行に任意後見人である旨の届け出をしたところ、本人に総合口座がある場合は、任意後見監督人の同意を要するので、監督人の署名捺印と印鑑証明の提出を求められました。「総合口座」とは、普通預金と定期預金が一冊にまとまった通帳のことで、定期預金に残高がある場合、普通預金が残高不足になったときにその定期預金から自動貸越機能が付与されている仕組みです。銀行によると、自動貸越機能が付与された総合口座の届け出には、任意後見監督人の書面同意が必要との理屈です。初めてのケースで驚きましたが、監督人に連絡ししかるべき対応をすることとなりました。成年後見制度は奥が深いですね。