1年越しの不動産売却

弊NPOが後見人をしているある高齢者の不動産売却の話です。この物件は、本人が昔住んでいた店舗兼居宅で、今は空き家状態で、土地は市からの借地でした。建物の名義は亡くなった親名義で、相続登記未済でした。相続人である被後見人が長きにわたり、不要な土地代を払い続けていました。後見人として、この不要な地代の支払いを解消するには、建物を取り壊し更地にして市に返すか、建物を売却して土地を市に返すかですが、建物は3軒長屋で取り壊しには不向きでした。なので、建物を売却する方向で動きました。まずは、亡親名義の建物を被後見人名義に相続登記することですが、相続登記するには、本人の顔写真付確認資料が必須とのことで、マイナンバーカード取得にてこずりながら何とか発行してもらいました。相続登記しようとすると、親が外国籍であることが判明、戸籍謄本が揃わない中、司法書士が法務局と掛け合ってもらってなんとか相続登記にこぎつけました。そして、市に土地賃貸借契約の名義変更を昨年末に申請したのですが、契約違反の増築をしていることが判明、市の承認を得るのに数か月を要しました。やっと名義変更が終わり、次は、後見人の代理権目録に「本人の所有不動産処分」の権限を追加申立てするとともに、建物を現状有姿のままで売却したいのですが、築年数も古く、買い手がそう見つからない中で、仲介業者が粘り強く買い手を探してくれたおかげで、何とか買い手も見つかりました。買い手が見つかった段階で、市に事前に内諾をもらったうえで、不動産売買契約にたどりついたものです。振り返ると、動き出してから裕に1年以上経過しましたが、司法書士や仲介業者のご協力がなかったら、到底成約しない案件でした。関係者に感謝するとともに、被後見人の収支内容が少しは改善されたので、やれやれという充実感に一瞬浸っている次第です。

 

遺言執行完了

昨年末にご逝去された高齢者の遺言執行者としての任務です。遺言者は、子供さんがなく、ご主人もすでに逝去されており、法定相続人はごきょうだい3人なのですが、本人の意向で「今までお世話になった施設に全額遺贈したい」との遺言内容でした。今般無事施設の口座に全額送金が終わり、滞りなく遺言執行業務を終えることができました。これで遺言執行は3件目となります。

保佐人に選任されました

先日、大阪家庭裁判所より、弊NPOをある高齢者の保佐人に選任するとの審判書が届きました。法定後見は、今年3件目。累計22件目の受任となります。4月上旬の財産目録提出に向け、活動準備に入ります。

カード被害、補てん請求が実る!

半年前にカード詐取被害に遭った、ある高齢者の任意代理人として、警察及び取引金融機関に被害届を出すとともに、損失補てん請求を掛けていた事案です。先日、金融機関より連絡が入り、「全額補てんする」という回答がありました。この吉報を受け、早速ご本人や関係者(ケアマネなど)に連絡すると、みんな大喜び。代理人として誠心誠意動いた結果であり、「一つ仕事を終えた」という達成感に浸っておりました。高齢者の皆様、注意しましょうね。

 

公正証書4本締結

先日、ある親御様及びお子様と弊NPOの間で公正証書を結びました。親御様と委任契約及び任意後見契約・死後事務委任契約・公正証書遺言の3点を、お子様と委任契約及び任意後見契約を締結したものです。公正証書遺言では、弊NPOが遺言執行者に指定されました。今後親御様の生前から死後まで、そしてお子様の生前ずっと支援する形となり、その責任の重さをひしと感じます。