今年も支援します!法定後見申立て費用支援

例年に引き続き、今年4月1日から、「法定後見申立て費用支援制度」の新年度がスタートします。令和6年度の予算枠は、20万円で、従来は日本郵便㈱の年賀寄付金を活用しておりましたが、今年度からは自主財源で実施します。お一人上限2万円、医師診断書費用や家庭裁判所への切手代・印紙代など、法定後見申立てに必要な実費を支援いたします。詳しくは、こちらをどうぞ。

総会&理事会にて

先日、STEPの総会及び理事会を開催しました。議題は、令和5年度の事業報告と決算報告、令和6年度の事業計画と活動予算に加えて、事務所移転の件や遺贈寄付の件を審議いただき、議案すべて承認可決されました。主たる事務所移転については、現在の千里事務所が手狭になってきたので、本年6月をめどに同じ豊中市内に事務所移転をする計画です。本件については、改めて関係各位にご連絡する予定にしております。

委任契約及び任意後見契約を締結

先日、ある高齢者と「委任契約及び任意後見契約」を公証役場にて締結しました。同人とは、既に死後事務委任契約を結んでおり、生前から死後まで支援する体制が整いました。当面は見守り電話にて、ご本人と接点を持ちたいと思います。

 

全国市民後見推進協議会

先日、全国市民後見推進協議会のZOOM会議が行われ、STEP代表が参加しました。これは、全国の市民後見団体が集まって情報交換と共有化を進めることにより、市民後見活動の全国的広がりを企図するもので、四半期に1回開催されています。今回も有意義な会合でした。

相続人への後見事務引継ぎ

STEPが補助人をしていた方が死去したことに伴い、その相続人及びお孫さんに対して、事務引継ぎを行いました。被補助人は、ご主人既に逝去、お子さんがおらず、自宅で亡くなったのですが、土地が借地であり、地主には建物を解体し更地にして返還しなければなりません。但し、借地上の自宅建物が亡夫名義のままで相続登記未済なこと、隣家との連棟であり、容易に解体できないことなど難題が残っています。また、自宅の荷物処分をしたところ、被補助人が遺した遺言書を4通発見し、家庭裁判所の検認手続きを終えたことも引継ぎました。相続人自身も高齢であり、判断能力に不安が残る中で、お孫さんも同席の上で引継ぎする機会がなかなか持てず、苦労しましたが、やっと引継ぎできた次第です。お孫さんも苦労されるのが目に見えていることから、知り合いの司法書士も同席の上、今後の相続登記などの道筋をアドバイスしてもらいました。相続登記が義務化される時代にあって、まさに大変な案件でした。