親権を使った未成年障がい者の任意後見

最近、ご両親の親権を使って、未成年障がい者の任意後見契約をしたいというご相談が増えています。これは、来年4月に成人年齢が18歳に引き下げられることに伴う、駆け込み需要かなと感じます。未成年で知的障がい者の方(重度)が成人になると、成年後見制度を利用したくても、「法定後見」の申立てしか選択肢が残っていないことへの対応策として、お子様が未成年の間に、ご両親の親権を使って「任意後見」契約をしておくと、ご両親の眼鏡にかなう方を後見人に指定できるというものです。