最近、身寄りない高齢者の施設入所時などの「身元保証トラブル」が急増しているとの記事が出ました。高齢者に対し、身元保証や死後事務、財産管理ほか日常生活支援等のサービスを行う事業のことを「高齢者等終身サポート事業」と言いますが、当該事業者の身元保証トラブルで多いのは、①事前に追加費用の説明を聞いていない、②想像以上に利用費が高額、③契約が履行されず解約しても全額返金されない、④遺産を事業者に遺贈するという遺言書を勝手に作成された、⑤判断能力が不十分となっても、必要な手続きが取られなかった、などです。当該事業には監督官庁もなく、事業の信頼性が課題とされてきましたが、昨年6月内閣府など関係省庁が事業者向けに「ガイドライン」を制定。その中に「重要事項説明書」による本人並びに親族等関係者向けに事前説明することがうたわれています。当該事業を行っているSTEPでは、このほど「重要事項説明書」を制定し、新規契約者並びに既存契約者に対して説明していくこととしました。なお、重要事項説明書は、STEPホームページのトップ画面「身元保証」コーナーにも掲載していますので、ご参照いただければ幸いです。