首長申立て、過去最多

市区町村長が後見人等の選任を家庭裁判所に求める「首長申立て」の件数が増加し、2023年は過去最多の9607件になったとの記事が掲載されました。家庭裁判所に後見人等の選任申立てできるのは、本人及び4親等内の親族が行うのが一般的ですが、身寄りがいない場合や親族に頼れない場合は、やむを得ず市区町村長が申立てすることがあります。首長申立て件数が過去最多を更新したということは、少子高齢化で一人暮らし高齢者が増え、親族との関係が希薄になる中での必然的な現象とも言えます。