グループホーム入所に立ち会い

本日、弊NPOが後見人をしている高齢者の方のグループホーム入所に立ち会いました。本人は、一人暮らしで認知症が進み、徘徊もみられるようになり、やむなく施設入所となりました。今までお世話していたケアマネさんやヘルパーさんとの涙の別れにはジーンと来るものがありました。

 

シリーズ勉強会『日曜日に後見を学ぼう!』

このほど、『日曜日に後見を学ぼう!』と題して、シリーズ勉強会を8月より「毎月第二日曜日の午前中」に、ZOOMによりオンラインで実施することとなりました。弊NPOのセミナーや講座に参加された方々(メルアド登録者)には既に案内しましたが、対象はどなたでもかまいません。定員は、15名・先着順。参加費は無料です。ちなみに、第一回は、8月9日(日) 10時~11時、テーマは「成年後見制度の概要と最近の動向」についてです。参加希望の方は、info@npostep.jpあてに、参加希望の旨・お名前・連絡先(携帯など)をお知らせください。

自筆証書遺言の保管制度が始まりました!

7月10日より法務局による「自筆証書遺言の保管制度」が始まりました。従来、自筆証書遺言は遺言者が亡くなれば、家庭裁判所での検認手続きが必要でしたが、この保管制度を利用すれば、検認が不要となります。ある男性の自筆証書遺言の保管申請に立ち会いましたが、必要書類は、当該遺言書(封はしない、財産目録はワープロ)、本籍地記載のある住民票、顔写真付きの本人確認資料、収入印紙3900円分でした。受付後、登録作業に30分ほど待たされましたが、無事「保管証」を受け取りました。これには、保管番号が記されており、いざというときに保管番号で遺言の保管事実など確認できるとのことです。皆さんもお手軽ですから、ご自分の財産分与で家族がもめないように自筆証書遺言を作成し、この保管制度を利用されることをお勧めします。

認知症の人の預金、家族がおろしやすく

先日の情報で、認知症の人の預金を家族らがおろしやすくする対応を、金融庁が金融業界へ促すこととなったようです。これにより、医療や介護など「明らかに本人のための支出」であり、病院に金融機関が直接振り込むなど「手続きが担保されている」場合を例示し、認知症の人の預金引き出しなどへ柔軟に応じることが「顧客の利便性の観点から望ましい」としています。認知症患者の預金が凍結されてしまうという時代から一歩前進の明かりが見えてきたような気がします。

久々の後見会議

昨日、半年ぶりに正会員による「後見会議」をZOOMで実施しました。1月は対面式でやったのですが、コロナ以降三密を考慮し、今回初のZOOM会議で行いました。テーマは、コロナ後の活動方針、スタッフ報酬基準の改訂、自筆証書遺言保管制度、法定後見申立て費用支援制度、等々でした。参加者のミュート忘れや途中参加者などの混乱もあり、全員が会議に集中できたかは疑問ですが、少しずつ慣れていければ、全員の時間効率のアップにつながるので、今後も改善・継続していく考えです。